骨を再生する治療
上顎の奥歯の骨の高さが不足している場合に用いる骨誘導再生法のことです。
ソケットリフトは、サイナスリフトなどの難しい手術と比べてリスクの少ない簡単で安全な手術です。※しかし通常6ミリ程度の骨量が必要とされています。
上の奥歯を失ってしまうと、上顎洞が下方に拡大していきます。
同時に、失った歯の周囲の歯槽骨が吸収されていくので、歯槽骨の厚みが加速的に減少していきます。
ソケットリフトとは、そのように上顎の骨の厚みが薄い場合に、厚みを増すために行われる方法です。
上顎洞のインプラントを植える穴(もとの歯が抜けた部分)から、骨のもととなる物質を入れて、 少しずつ上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を押し上げていきます。
押し上げられた粘膜と、その間に詰まった骨のもととなる物質の分だけ、骨の厚みを増すことができます。
骨のもととなる物質が固まって、完全に骨になるのを待ってから、インプラントを行います。
■治療イメージ
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上顎洞下壁の粘膜(シュナイダー膜)を穿孔しないように注意しながら、約1mm手前までドリル(トレフィンバー)を進めていきます。
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ソケットリフター(オステオトーム)を用いて、上顎洞直下の皮質骨を貫通させます。
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自家骨・人工骨などの骨補填材を用いて、慎重にシュナイダー膜を持ち上げます。
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骨補填によって作ったエリアに、より長さのあるインプラントを埋入することが可能となります。インプラントの初期固定に問題がない場合は、同時埋入&一回法が可能です。
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欠損が複数ある場合でも、1~4を繰り返すことによりインプラント治療が対応可能となりますのでご安心ください。尚、事前にCT撮影(実費)が必要になります。
■治療期間について
通常のインプラントよりも期間は若干かかります。
約6ヶ月程ですが、この技術を導入する事でこれまでインプラントが出来なかった方にも対応出来るようになります。
この方の詳しい症例につきましては、今後も順次更新させて頂きます。