骨を再生する治療
エムドゲイン法は、歯周病などで歯周組織の失われた部分にエムドゲインゲルという歯周組織再生誘導材を塗ることで歯周組織の再生を誘導する方法です。エムドゲインゲルの主成分は子供の頃に歯が生えてくる際に重要な働きをするタンパク質の一種です。 手術部位にエムドゲインゲルを塗布することによって、失われた歯周組織の周囲に歯の発生過程に似た環境を再現し、初めて歯が生えたときと同じような強固な付着機能をもつ歯周組織の再生を促します。
エムドゲイン(骨再生療法)~治療前~
エナメルマトリックスたんぱく(商品名エムドゲイン)というものを、歯根の表面に塗って、骨の再生を促すという方法です。写真は、 奥歯の歯茎が腫れて来院された方の初診時のレントゲン写真です。レントゲン写真では奥歯の向かって右側の歯根の歯槽骨 が大きく吸収(無くなっている)していることがわかります。この部分にエムドゲインを塗布します。
エムドゲイン(骨再生療法)~治療後~
写真は 歯根部にエナメルマトリックスたんぱく(エムドゲイン)を塗布して骨再生療法を行った数ヶ月後のレントゲン写真です。歯槽骨が再生している像が確認できます。( 歯槽骨は灰色の網目状の部分です。)